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大歩危


大歩危駅(おおぼけえき)

字面を見たことはなくても、景色のよい渓谷で名勝に指定されていたり、 近くに温泉郷があったりで、響きは耳にしたことのある人が多いであろう地名・駅名です。

ただ、とっさにこの漢字を出されても、おおぼけ、と読める人は少ないかと。

名勝に指定されているセット名で、大歩危・小歩危と書いてあったらなんとなく読めるかもしれません。


大歩危駅(おおぼけえき)は、徳島県三好市西祖谷山村徳善西にある、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅である。駅番号はD27。難読駅名の一種である。

土讃線における徳島県内最後の駅となっている。下り方の次駅・土佐岩原との間で徳島・高知県境を越えると共に、全長4,179mの大歩危トンネルが存在する。同トンネルは、1986年3月の予讃線短絡ルート開通に伴い犬寄トンネル(6,012m)が使用開始となるまで、四国島内のJR線における最長のトンネルとなっていた。

構内には大歩危の渓谷を眺めることのできる遊歩道がある。その名称から上り方の次駅・小歩危とともに「オオボケ・コボケ」と呼び親しまれており、メディアでも時折ネタとして紹介されることがある。また、作家の阿川弘之も『大ぼけ小ぼけ』というタイトルの書籍を刊行している。

すべての特急列車が停車する。また阿波池田駅方面から当駅で折り返す列車も、夕方以降を中心に設定されている。土曜・日曜・祝日を中心に運行されている観光特急列車「四国まんなか千年ものがたり」も当駅で折り返す。

駅無人化を機に地元住民により結成された「JR大歩危駅活性化協議会」が活動しており、清掃、植樹、駅事務室の改装、観光列車の出迎えなどを行っている。三好市や民間宿泊業者のPR効果もあり、新型コロナウイルス蔓延まで外国人観光客の利用が増加していた。

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームと木造駅舎を有する地上駅。駅舎とホームは構内踏切で連絡しているため、1番線に列車が入線するとその前後(特に阿波池田方面行きでは出発後まで)は横断できない。島式ホームが1・2番線で、その奥の単式ホームが3番線である。さらに単式ホームの奥は遊歩道に繋がっている。駅舎内にはコインロッカーがあるが、いずれも大型荷物用のため使用料は1回500円である。トイレは駅構内にはないが、駅舎の横に設置されている。

かつては平日午前中のみ駅員が配置されていたが、2010年10月1日に完全な無人駅となった。ただし土休日や長期休暇中などの多客期には、駅員が派遣されることもある。駅舎内には観光案内所と自動券売機が設置されており、券売機では近距離および岡山駅までの乗車券と自由席特急券を発売している。なお、駅の管理は阿波池田駅が行っている。

観光案内所は駅事務室だったスペースを改装して設けられており、休憩室も兼ねている。駅舎に入ってすぐに観光案内所の出入口がある。

2011年4月に地元生まれの妖怪こなきじじいが駅長に就任し、観光案内所入口横に木彫りのこなきじじい像が置かれているほか、同年7月には柴犬の虎太朗が助役に就任し、2013年11月の退任まで毎週日曜日に乗客の出迎えを行っていた。


参考


大歩危.txt · 最終更新: 2024/02/27 08:10 by moepapa